電気がつかない!映画「サバイバルファミリー」をレビュー!

映画「サバイバルファミリー」をレビューします。

文明の利器のありがたさ

ある日の朝、突然すべての電化製品が使えなくなってしまいます。

現代社会において電化製品というのは切っても切り離せない道具であり、特に今の日本人がほとんど持っているスマートフォンやタブレットは生活の一部になっています。

では、これがもし全部使えなくなった時、どうなってしまうのか本作は描いています。

電気で動く道具が使えず、その結果、重要なライフラインですら止まってしまいます。

完璧な管理体制になる日本でそのような事があったとしても、天災以外ではほぼありえないと誰もが思っています。

しかし、時間が経過しても何も変わらない状況に人々が焦りを持ち始めます。

本作は娯楽映画だけではなく、今の自分たちがもしそのような状況に置かれたら、どうするのか考えさせる作品にもなっています。

“生か死の選択!”
【平凡な家族の過酷な旅】

主人公一家はごく平均的な家族の姿であり、それこそが本作最大の狙いとなります。

父親は典型的な仕事人間、母は専業主婦、長男は大学生、長女は高校生という家族構成は、日本だと一般的で物語に自然と同調させる効果があります。

本作は一家を観ていますが、同時にそこへ自分を置き換えるような感覚になって一緒に彼らと行動しているような気分になります。

自分ならこうするとか、そのやり方はダメだとか、彼らの選択は間違っているとか、これほどに自分の意見を持たせる作品も非常に珍しいです。

当たり前のように金で買った便利な生活から一変して、すべて自分の力でやらないといけないような状況に追い込まれます。

火を作り出すだけでも素人には大変な事が分かります上に、そのような事をやった経験がないせいでイライラが募ってきます。

“その経験が絆となる!”
【天災を乗り越えた一家】

父親は空虚なプライド、母親は家族を支える柱、長男の認められない姿、長女のワガママと言ったステレオタイプの一家ながら、一生懸命目的地を目指す彼らは強くなっていきます。

父親はそれまで見向きのしなかった家族を守り、母親は子供たちを守り、長男は家族の為に積極的に動き出し、長女は家族の為に順応していく姿は印象的でした。

ようやく目的地に到着した時、ずっとバラバラだった家族が一つになった一瞬が一番美しかったです。

その後、元の生活を取り戻した彼らに以前のようなドライな関係ではなく、温かい家庭になっていた事にホッとさせられます。

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