映画「バリー・シール/アメリカをはめた男」をレビュー!

映画「バリー・シール/アメリカをはめた男」をみたのでレビューします。

“パイロットに収まらない男!”
【日々の退屈な勤務】

若くして機長に昇進したバリー・シールの実力はそれだけでは満足せず、立場を利用して密輸を行っていました。

バリーは金儲けと刺激を得ていた事に目をつけたCIAが彼に極秘の偵察任務への参加を求めます。

バリー・シールを演じるのはトム・クルーズで、世界的に有名なアクション俳優ですが、本作では一切の暴力描写を行いません。

純粋にトム・クルーズが演技で魅せる姿は、アクションをする時は違った一面があります。

特にスリル満点の仕事を得ていた時に浮かべていた笑顔は非常に印象的でした。

ようやく自分の好きな仕事に就いた喜びは全身から伝わってきました。

“隠しきれない金!”
【あふれ出す札束たち】

バリー・シールは単なる偵察だけでも満足せず、CIAの目を盗んで麻薬組織の運び屋として密輸の仕事も始めます。

これは大手航空会社で培った経験を活かした運び屋ですが、今回は危険な麻薬組織との取引でバリー自身も追いつめられる事になります。

それでも無茶な条件をクリアするだけの腕前を披露して、麻薬組織の幹部たちを納得させるだけの鮮やかな飛行技術は素晴らしかったです。

アメリカ国内に運び出される大量で儲けていた麻薬組織は、バリーに多額の報酬を与え、彼もまた使い切れないだけの金を手にする事になります。

バリー自身もリスクの高い仕事を請け負っていましたが、あのパイロット時代にはない成功と幸せな日々は眩しくも闇を含ませていました。

どうしてもトム・クルーズはクリーンなイメージがあるので、バリー・シールという男がやっている最悪の事すら、爽やかに感じさせるだけの無邪気な表情に妙な説得力がありました。

“あっという間の転落!”
【闇が支配する時】

順調だったバリーの仕事でしたが、義理の弟の勝手な行動にそれまでの安定していた生活が一気に瓦解していきます。

それは水を堰き止めていたダムが決壊するかのように瞬く間にバリーは追いつめられます。

麻薬取締局、地元警察、FBIなどの機関に目をつけられるも、ホワイトハウスに直接雇われる事で難を逃していたが、それは麻薬組織を裏切る結果になり、社会的な地位どころか命を狙われるようになります。

あれだけの大きな騒ぎを起こした男も呆気ない最期はどこか悲しいモノがありました。

しかし、それこそバリー・シールが望んだ人生で精いっぱい生きた彼は歴史に名前を刻む人物になったのは間違いないでしょう。

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