「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の映画を見たのでレビューします。
クセが強いチーム結成
原作のコミックではマイナーなキャラクターでほとんどの人たちに忘れ去られていました。
そこでマーベルは彼らをかき集めて宇宙を舞台に活躍の場を与えています。
言うなれば烏合の衆ですが、マイナーなキャラクターたちが集まった事で、それまで日の目を見なかった彼らは脚光を浴びる事になります。
本作は公開される前から多くの人に素性が分からず、原作ファンからも心配されていたほど知名度の低いキャラクターが実写映画化しました。
しかし、蓋を開けてしまえば、当人たちも困惑するほどの大ヒットとなりました。
このチームの特徴は全員が身寄りのないキャラクターであり、自分たちだけの力で生きてきたという経歴が共通としてあります。
だから個性がそれぞれ違っても、本質的な部分では同じだからまとまっていました。
“絆は家族のように!”
【知れないからこその強み】
マイナーなキャラクターとしてほとんどの人が知りません。
その為、事前情報がない事を利用してキャラクターたちを実写映画で脚色しています。
脚色は想像以上にハマっているだけじゃなく、配役された役者たちのハマリ具合も奇跡的とも言えるほど噛み合っていました。
スター・ロード役のクリス・プラット、ガモーラ役のゾーイ・サルダナ、ドラックス役のデイヴ・バウティスタ、ロケット役のブラッドリー・クーパー、グルート役のヴィン・ディーゼルは絶妙なコンビネーションを繰り出しています。
当初はみんな好き勝手やっていましたが、次第にチームとして絆を深めていく過程はまるで家族のような仲になっていきます。
“信じる力が一番強い!”
【運命共同体の絆】
ひょんな事から一緒に行動するようになった彼らだが、気づけば家族のような絆になっていきます。
途中で仲違いをしてしまいますが、それは同じようなモノを求めているからこそ、ぶつかり合った結果であり、その後はもっと絆が強くなっていきます。
相手は強大な力を持つ敵であっても、全員はそれぞれの個性を活かして倒そうとする一致団結する姿は友情やチームの仲間を超えた家族以上の運命共同体となっていました。
どんなピンチに陥ったとしても、互いを信じて行動する姿は感動的でもあります。
ずっと孤独だった彼らが初めて心の底から許し合える仲間を見つけた時、その力はどんな強大な力があっても打ち破ってしまうほど強いモノだと本作から伝わってきました。