映画「マイティ・ソー」をレビュー!力がすべてと信じる男!

映画「マイティ・ソー」をレビューします。

傲慢さゆえに落とされた王子

アスガルドの神々の王オーディンの息子にして最強の戦士ソーは、誰からも認められる王位継承者として儀式に臨んでいました。

しかし、フロスト・ジャイアントが箱を盗もうとしたせいで儀式をぶち壊され、ソーは怒りのあまり弟のロキを含めた仲間たちを引き連れてヨトゥンヘイムに攻め込みました。

傲慢な態度とアスガルドをとヨトゥンヘイムの戦争を起こしかねないソーの軽率な行動に危惧したオーディンは、怒りとともに彼とハンマーを地球に送り込みます。

ソーは地球で普通の男として王に相応しい者なのか、オーディンは試そうとしました。

クリス・ヘムズワースは鍛えられた肉体から、本当の雷神とも思えるほどの圧倒的な存在感を持ちながらも、コミカルな一面のギャップが絶妙なバランスを放っていました。

“地球人との交流で成長する!”
【純粋な心の持ち主】

地球に来てから普通の男として過ごさなければならなかったソーですが、その現実を受け入れずに相変わらず態度は傲慢なところが面白いです。

普通に見れば頭がおかしい人に感じられるが、当の本人が真剣なところが良いです。

本作は他のスーパーヒーロー映画と違い、独自の世界観を持っている為に取っ付きにくい印象を持ちますが、ソーのキャラクターをコミカルに描いた事で面白さを引き出しています。

そんな時に惑星について研究していたジェーンとの出会いにより、それまで自分勝手だったソーの心境に変化が現れていきます。

自分が絶対的な存在だと思っていたが、弱くても一生懸命生きている地球人たちの姿を見て己の傲慢さに気づかされます。

“大切な心を知る!”
【王の相応しい男】

それまで協力していたはずの弟ロキがアスガルドの裏切り者だと知ってソーは落胆します。

揺れる思いの中でソーが見せる表情は本当に辛そうでした。

長年に渡ってソーに嫉妬心を抱いていたロキは兄の想いを振り払い、彼の抹殺を容赦なく実行します。

新たな友人や心の触れ合いを知ったソーは、弟が送り込んだ殺戮マシンに対して、力ではなく己の犠牲と引き換えに地球人たちの命を助けるよう申し出るのです。

これはソーにとって彼自身も予想もしなかった言動ですが、それこそが王たる者が選ぶべき答えだと理解します。

本作はソーという傲慢な男が、王となるべく物語であり、裏切りにあっても国と大切な人たちを守るのが第一の使命だと知る成長物語でした。

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